ミュージックアクション攻略法

フォルテール演奏の心構え
HARD譜面の特徴と攻略法
特に難しいところの練習法

○フォルテール演奏の心構え

工画堂ミュージックアクション(フォルテール)自体の初心者の方のために演奏の心構えをいくつか書いておきます。NORMALだけプレイしている分にはキーボードをピアノ鍵盤の模倣とみなしていたり、画面に従ってキーを押しているだけで何とかなってしまうので意識されないことが多いようですが、HARDになるとそのプレイ方式では通用しませんし、フォルテールとしても正しい楽しみ方ではないと思いますのでそのようにプレイしていた人は矯正を心がけましょう。

なお、EASYモードはお薦めしません。音符の流れを無視して中4キーのみの譜面になってしまい、楽器を演奏している感覚が味わえないためです。難しいからといってEASYモードでやってしまうとただキーを押すだけのゲームになってしまい、フォルテールの本当の面白さに気付く前にやめてしまう可能性が高いです。是非NORMALモードで頑張ってみて下さい!!

全てに共通することは、いわゆる「音ゲー」や「タッチタイプの練習」ではなく、「楽器の演奏」だと思うことですね。

よく言われるのは「音符が横に流れてくるのでどのキーを押していいかわからない」「同じ音符で複数のキーに対応するのでよくわからない」(音ゲー経験者に多い?? 譜の位置関係や色→押すキーと判断しているパターンですね)、「タッチタイプもできないのにそんなに押せるはずがない」(譜の文字→押すキーと判断しているパターンです)なのですが、フォルテールを楽しむための第一歩は譜の形→メロディ(鳴る音)→弾くキーという流れを頭の中で作ることです。

あと、番外として一緒にプレイする仲間がいて語り合ったり点を競ったりすると上達が格段に早くなります(腕前も近い仲間の方がベターです)。また、上手い人の演奏を間近で見る他の人に自分の演奏を見て貰うことも非常に有効です。工画堂公式の智天使楽師コンテストなどには積極的に参加するといいでしょう。

○HARD譜面の特徴と攻略法

次に、NORMALは出来るという人向けにNORMALとHARDの違いを中心に説明します。フォルテールの本道、本当の楽しさはなんといってもHARDモードにあります。せっかくですのでなるべく多くの人にHARDモードに進んで貰いたいと思います。

上の諸注意を守って演奏をしてきた人は既にHARDモードをプレイする下地は十分に出来ています。あとはHARD特有のポイントを押さえてしまえばNORMALと変わるところは殆どありません。逆にフォルテール譜面はもともとHARDを基本に作られているため、かえってHARDの方が弾きやすいことがわかると思います。

NORMALに無くてHARDにあるものは、上下の動きと真ん中2段(BGT、NHY)です。当然ですが、低い音は下段、高い音は上段のキーになる傾向があります。細かい基本パターンには次のようなものがあります。

  1. NORMALのフレーズを、段を変えて弾く
    このパターンは簡単です。段が変わるだけでNORMALと同じように弾けばOKです。
  2. NORMALのフレーズだが右手左手で段が変わる
    そのバリエーションです。これもあらかじめ手の位置を設定しておけばあとはNORMALと同様に弾けます。
  3. NORMALでの左右の流れに加えて上下の動きも加わる
    基本的に左下−右上となるパターンが多いです。AS→ZX、DFJK→そのまま、KL→OPという感じです。他にも手の形に合わせて中指で弾くべき音がひとつ上の段になっているというパターンもあります。良くあるパターンですが、いずれも流れには乗りやすいので問題はないでしょう。
  4. NORMALでは同一キーの連打のところに上下の動きが加わる
    上3つとは異なる、HARD特有パターンです。基本的に同じ指で手首の動きを用いて弾くのが良いと思われます。たいていどこか2段の往復か、下中上、上中下の3連打です。
  5. 同じフレーズの繰り返しを段を変えて行う
    これもよくあるパターンです。個々のフレーズを見れば上記1か2に当たっていることが多いので、弾きやすいです。
  6. 特殊な音に特殊なキーを対応させる
    フレーズの中でも特別な音(単音のパーカッションなど)の段をずらす、というものです。高音=上段、低音=下段という法則がほぼ成り立つので、場所を覚えてしまいましょう。
  7. 一部のややこしいところ
    練習あるのみです!(爆)

以上のように、弾くキーを文字で判断することから脱却さえしていれば、HARDでも個々の部分はNORMALと殆ど変わるところはないのです。すなわち、
HARD=NORMAL(指の動き)+ポジショニング(手首の動き)(+数カ所の例外)
なのです。従って、HARDの攻略とはポジショニングと例外部分の練習に他なりません。

NORMALでは手の位置は常にホームポジションに固定でした。しかしHARDでは手をセットする位置を変えていかなければなりません。なお、ホームポジションに固定して指だけで弾くよりも、NORMAL同様の指の動き+手の位置を変える方法で弾く方がいいです。段の切り替えは手首で行いましょう。

NORMALの手の位置(=ホームポジション)と、その上段、下段へのシフトを右手左手ばらばらに目をつぶってでも出来るようになりましょう。それが出来るようになったら次は斜めのセッティングです。左手ならQWDF、ASCV、QSDV(左上→右下)、 ZXDF、ASER、ZSDR(左下→右上)。右手ならM<L+、JKOP、MKLP(左下→右上)、UIL+、JK>?、UKL?(左上→右下)へのセットも自然に出来るようになるとベストです。

注意しなければならないのはNORMALでFやJに相当する部分で、それぞれVFRBGT、NHYMJUと6つのキーに変わる可能性があります。特にBGT、NHYの場所は横の位置がNORMALとずれます。基本的には左右とも手首はの位置はそのままで人差し指をちょっと伸ばして打つのですが、そのような場所は気を付けて覚えましょう。

一部のややこしいところとBGT、NHYが絡むところ以外は指の動きはNORMALと全く同じだということに注意してください。

実際に弾くときには、譜面をある程度覚えて早め早めのポジションの移動とセッティングを心がけましょう。しっかり構えてから弾きはじめればNORMALと大して変わるところはないのですから。

最後に、パニックになったときの処理について一言だけ。あわてずに落ち着いてください(笑)。とりあえず無理して弾き続けようとは思わず、いったん手をホームポジションに戻しましょう。そして次の流れを待って再び弾きはじめましょう。

○特に難しいところの練習法

フォルテールを演奏していると、(特にHARDでは)何カ所か非常にややこしかったり基本パターンが通用しない所に出くわします。このようなところは個別に練習するしかないのですが、とりあえず実用的かと思える練習法を紹介します。

まず譜面のメモなどを用意します。本ASHARD普及委員会の各曲攻略を利用したり、自動演奏や上手い人の演奏を録画したりすると良いと思います。

次にそれを見ながら「メモ帳」などのエディタを立ち上げてひたすら打ち続けます。一通り打つたびに改行を入れると良いでしょう。書かれた文字を見ればちゃんと打てているかどうかわかります。

最初は曲はかけずにゆっくり確実に打ち、指の動きを身体に覚え込ませます。

最初の音からどのキーを押すかを意識せずに最後まで打てるようになったら、今度は曲に合わせて打ちます。自動演奏の録画や、目的の部分をフルバージョンが収録されたCDから録音するなどして、それにあわせてやはりエディタ上でひたすら打ちます。

それで指の動きもリズムも身体に染みついたらあとは実際にプレイしまくるだけです。

とはいってもこの辺はランキングトップレベルの方々でもよく失敗しますし、全部Greatはかなりうまくいったときしか出ませんが…


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