工画堂C71グッズのAngelAssort4に収録されているミュージックアクションプラグイン「ハレルヤ彗星群」についての感想、解説です。今回も良作で、大変楽しく演奏させていただきましたよ~
HARD譜面
・曲について
曲自体は既に夏コミのSoundFieldPackに収録されていたのですが、その時はあまりに酷い音に聴くに堪えなくなって1回聴いただけで放置していたのですが、何故かフォルテール演奏しながら聴くと良いとはいえないまでもそこそこまともに聞こえます。
フォルテール版は音圧が低いとか潰れてないとかそういうわけではないのですが、演奏するパートの音によって一本芯が入り、原曲の細かな音以前にメロディや歌すらろくに聞こえない状況が緩和されてメリハリがついたこと、中音域を弾くことが多いのでその分ドンシャリ感が無くなったこと、弾いたり上半分を見たりしながら聴くのでちょっとくらい音が悪くても気にならなくなったこと、音楽としてはダメだけどゲームの曲として見ればそこそこのものであることなどが原因かと思います。歌も歌詞表示アルせいか聴き取れるようになってます。
馬場さんいわく、データの作成方法が改善されたとのことですので、その効果が早速発揮されたという形になるのでしょうか。ただ聴くだけでもCDよりフリープレイの自動演奏の方がむしろ自然です。
ただ、それでも良いといえるほどのものではなく、特にBGMを集中して聴こうとしたりするとやはり酷いですので、そういうものだと割り切ってノリ重視で楽しく弾けば良いかと思います。
・譜面について
譜面は良作です。序盤のリズムパートなど難しめですが、突っ走っても結構弾けてしまうのでむしろ気楽にプレイできるかと思います。あと所々難しめの所がありますが、全体的にそれほど音符が詰まっているわけではなく、演奏するパートも押すキーも凄く自然です。HARDの上下の切り替えも複雑ではなく、効果的です。曲は結構長めですが、テンポは速く音符密度も心地よいので飽きずに爽快感をもってプレイすることが出来るでしょう。
イントロ-A-B1-間奏-B2-コーダで、B1とB2は全く同じ音と譜面ですが、気持ちよく弾けるため同じ事をやらされている感はありません。イントロとコーダも同様です。
Aパートは主にリズム担当です。基本はこのみちのむこうへでも出てきたリズムと同じですが、同じ事の繰り返しに留まらず微妙な変化があります。
Bパートは副旋律で、それほど難しくはなく安心して弾くことが出来ます。かといって安全地帯というわけではなく適度な緊張感も保てますし、慣れてきても退屈はしません。
間奏はFtFのグラフィックが連続で表示される中主旋律を高らかに弾くことが出来て(フォルテール弾いている限りは)大変盛り上がりますね。間奏ラストが難しいですが許容範囲でしょう。OIの片手同時押しは珍しいですが、効果的な使い方です。
コーダは結構長くてなかなか終わらないのでちょっと気を揉むかもしれません。良い点で突入したときなどは我慢のしどころです。ついでに譜面の問題ではないですが最後にギターが歪むのは要らないのではないかと(^^;;)
あと、「神様もみてるよ」の所など、背景の切り替わりを敢えて演奏よりワンテンポずらしているあたり芸が細かいです(弾くのと同時に背景が切り替わると音ずれ、処理落ちの原因になりやすい)。上半分データも練り混まれてる感じが伝わってきます。
・プラットフォームについて
今回はプラグインとしてだけでなくちゃんと単体でプレイ可能で、パレドゥレーヌの時とは異なりハイスコアも残せます。フォルテールの普及には大変良いことですのでこれは大歓迎です。判定などはディアピアと同じで見かけだけ異なるようですね(だからちょっとパワーがあるマシンでやった方が良いかも)。フリープレイがありますが、ハレルヤ以外の曲はプレイできません(^^;;) まぁ特に不満はないのですが、LOVE★Drivin'だけはプレイできるようになっていたりするとちょっと面白かったかもです。プレイ画面はくどくもなく綺麗にまとまっていると思います。
ストーリーの方はオチも何もないはちゃめちゃ話ですが、気軽に笑っていれば良いかと思います。昔からのフォルテールファンならにやっと出来る描写もありますしね~。ついでに、トライアングルを馬鹿にしちゃいけません(笑)
総括すると曲単体や音に難はありますが、フォルテールに向いている曲ではありますし、譜面とデータの作り込みで十分カバーされていて非常に楽しくプレイすることが出来ます。初心者さんにはちょっと難しいかと思いますが、ある程度弾けるようになったら気持ちよくプレイできると思いますので是非弾いてみて貰いたい曲です。
パーフェクトは… 取れなくはないと思います(^^;;;;)