おおいしゆうのＡＳミュージックスコア登録CGI

オールクリアしたっぽいので感想のようなものを。
総括だと良くも悪くも古くさい作品だといえるでしょう。10年前のギャルゲーのような懐かしさがそこかしこに漂っていました。

１キャラだけ集中して攻めているとイベントが全然起きずに退屈なのですが、数キャラフラグを起こしておくととたんにかなり忙しいですので、ボリューム的には良さそうです。同時攻略は不可能っぽかったですが、最初からやってもそれほど手間はかからないのでお手軽でいいです。

視点モードは…目のやり場に困るとは将にこのことを指すのかと。結局どう見ても体勢に影響は無さそうな感じですが(^^;;) 携帯アプリ版のモーションセンサーは携帯アプリのくせに外ではプレイできないこと請け合いです(905SHはモーションセンサー非対応なのでカーソルキー移動しかやったこと無いですが…)
その他には特に珍しいシステムもないので特に言うことはありませんが、各所でもう一歩の操作性が欲しかったところです(マウスホイール操作でバックログに入るとか、セーブロードをキーボードでワンタッチで行えるとか)。親切すぎるかもしれませんが、リンチェックは誰と会えるか以上にイベントかランダムエンカウントかが分かることの方が重要っぽいです。

メールは、ただ選んで好感度が上下するだけでなく、選択に応じて実際に出すメールの本文が出たら凄かったのですが(^^;;) 出す内容によってイベントが多少変化するとか…
結局好感度アップのための事務手続きに過ぎなくなってしまっていたのが残念なところです。

シナリオ、キャラクターは古くさいですが問題は無いです。好感度は恐らく月並みですが綾乃さんが一番です。特にいまいちなキャラはいなかったですね。美弥とかちょっと心配していましたが結構良い子だった(^^;;)　桃香のメールとかちょっと鬱陶しい気はしましたが…
全体的に極端に電波なキャラがいなくてみんな等身大なのは好感触です。主人公がゲーム始まる前から事実上既に勝ち組なのも伝統通りといったところでしょうか。
隠しキャラのボリュームが少なくて説明不足なのはやむ無しでしょうか。リンエンドかグランドエンドがあればうまく絡められたと思うのですが。せっかく伏線もちりばめてあったのですし、工画堂っぽくリンエンド欲しかったですねぇ。

音楽…
オープニングは思ったより悪くなかったです。良いとは言いませんが。イベント会場で流していたときはどうしようもなかったのですが、及第点ではあると思います。曲は平凡ですけどね(^^;;)
BGMもなんかとりあえずFM音源の原曲をGM-MIDIにしてみましたみたいな素朴感が何とも懐かしいです(^^;;)　無駄にごてごてしているよりは好感度高し。


新しさも工画堂らしいチャレンジ精神もあまり感じられないですが(携帯アプリとしては画期的なんでしょうけれど、PCならではの一工夫が欲しかったかもです)、たまにはこういうのもいいかなと感じる作品でした。プラグイン込みで6980円はコストパフォーマンス良い作品だと思います～