キット屋の真空管フォノイコライザSV-6の出力インピーダンスを下げるため、FETでバッファアンプを作って組み込んでみました。
もともとは入出力端子とMC用ヘッドアンプ基板が一体化していたのですが、使わないので取り外し、代わりに自作バッファアンプ用基板を組み込みました。基板を戻すだけで初期状態に戻るようにしてあります。
本当はRCAジャックも最初に付いていたのと同じような基板取り付けタイプにする予定でしたが、どこを探しても売っていなかったので普通のジャックにしました。
回路図はこんな感じです。電子回路はよく分からないですし、まともに設計した訳ではないので多分見る人が見れば突っ込みどころ満載なのはご勘弁を(^^;;) 似たようなことをするならもう少し真面目に勉強してちゃんと作った方が良いかと思います。原理はごく一般的な1石ソースフォロアです。
12.5Vの電源はもともとあった12AX7ヒーター/MCヘッドアンプ用のを使いました。消費電力的には全然問題ありません。
抵抗は全部DALEの金属皮膜です。コンデンサC1はBlackGateの超低雑音カップリング用、C2はもともとついていたフィルムコン0.22μにASCの0.22μをパラにしてみました。C2はフォノイコ基板の方に付いているので、実際に作ったのはC2の右側からです。C1が1μと低いのは、10kΩの負荷を繋いだときにカットオフ16Hzのハイパスフィルタになるようにしてみたからです。それ以下は殆ど雑音だと思いますので…
FETは2SK30ATM-Yを使ってみました。若松でIDSS2.0mAのペアが売っていたのでそれを使用です。たくさん買ってきて自分で測定するの面倒なので(爆) FETはシャーシ天版に接触させ、一応放熱対策も考えてみました。
#最初から付いていた出力端子直前の1MΩは取り外しました。あと入力部のほうは47kΩでGNDに落とすだけで直結しています。こっちはリレーとか無駄なMCアンプを外した分素直になっているはずです。
とりあえず音はちゃんと出ているようです。言われてみれば低音がはっきり出るようになったような気もしますが、よくわかりません。測定器具なども無いのでどうしようもない状況なのですが、暫くこのまま使ってみようかと思います~