おおいしゆうのＡＳミュージックスコア登録CGI

学校でセミナーのあと、杉並公会堂でコンサート聴いてきました。
１年前に新装されて本格コンサートホールに生まれ変わったとのことですが、文化的な善政か税金の無駄遣いかをいち区民として判断するという重要な役割も担っています(笑)

結果から言うと今回は大満足でした。曲目が運命未完成新世界と分かりやすすぎることもありますが、オケも演奏もホールもここ10年くらいで一番楽しめたかも知れません。

本当に一流のホールと比べてどうこうと言うつもりはありませんが、とりあえずちゃんと有効活用してくれるならこのホールは十分に存在価値があります。具体的にはチェコやロシアあたりのあまり高くないオーケストラをばんばん招致して、区民専用の会員制度など作って貰えれば～～　＞杉並区


ホールはそれほど残響が長いわけではないのですが、大変聞き取りやすく低音も高音も出すぎず良い感じです。特に弦の響きはなかなかのもの。金管も鋭いけど痛くないという感じのいい音で鳴っていました。ただ、木管(特にフルート)がちょっと分離が悪かったかなという感じはします(演奏のせいかもしれませんが)。
１階席中央真ん中辺だったのですが、多分ステージ裏と１階席後ろの2階席の真下になっている部分を除けば何処でもいい音なのではないかと思われます。1200人弱とのことで小さいホールなのですが、極端に大編成のオケでない限りはこのくらいの方が良いような気がします。
ホール内部は音に関係ない無駄な装飾などは一切省いたシンプルな作りで十分リーズナブルかと思います。

ホールは良いのですがロビーが極端に狭くて開演前、終演後はかなり大変です。この辺もうちょっとちゃんと作って欲しかったのですが、もともと敷地が狭いのでやむを得ないのでしょうか…


今回の演目はチェコ国立ブルノ･フィルハーモニー管弦楽団、ヤコブ・クレッカー指揮でベートーヴェン交響曲第５番、シューベルト交響曲第８番、ドヴォルザーク交響曲第９番。上に書いたとおりどれも誰でも知っている超ポピュラー曲です。アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲？？何番だったかは忘れました。
この指揮者は若干24歳とのことですが、変な癖もなくオーソドックスかつ力強い良い指揮で安心して聴いていられました。十分迫力はあったのですが決して暴走していることはなく、テンポも音量もきちんと制御出来て、今時のテクニックばかりひけらかすような軽薄短慮な演奏とも作曲当時の演奏環境を再現すると称したもの(それが悪いとは言いませんが…)とも違う、一昔前のいちばん耳に馴染んだ分かりやすい演奏でした。また日本に来ることがあったら注目していこうかと思います。

あと、開演前にロビーでクラリネット2人+ファゴット1人でずっと室内楽やってました。ロビーが死ぬほど狭い(^^;;)ことをのぞけばすばらしいパフォーマンスでした。



で、フォルテールはルナでした(^^;;)　GGG、小粋ギリギリ9割ですがまぁこんなところで～