LPのカートリッジの出力電圧って最大値ではないという事実を今更ながらに知ってしまいました…
特定の振幅を持つ音溝をなぞったときに出る電圧のことらしく、最大値では普通のLPならその4倍程度、凄い物だと最大で7~8倍くらい出るとのことです。TELARCとかは知りませんが…
問題はそれが最大値なのか実効値なのか分からないという点なのですが、とりあえず計算してみると
MC☆10Wの出力が0.5mV
MCトランス(FRT-3)の増幅率が10Ωで31dB、30Ωで26dB なのでこの段階で17.74mV/9.98mV
フォノイコが43±1dBなので44dBとすると、2.811V/1.581V
4倍で11V/6V、8倍で22V/12Vということになります。
一方Lynx L22の入力感度は-10dBV設定時で2Vrmsでフルビットになるので(これは出力の方をテスタで計って確認済みで、MAX+6dBVという記述とも合っています)、最悪を考えてカートリッジの方も実効値だとして22Vを2Vまで落とさなければならないので、結局-20dBのアッテネータを入れる必要が出てきます。
要するに91kΩの抵抗を直列に挟むだけで負荷も(ボリュームが10kΩなので)100kΩになってインピーダンス、電圧両面からめでたしめでたし、と???
その他にもトランスが10Ωポジションだと、フォノイコの初段の増幅率が4.4倍なので最悪660mVになり、2段目のバイアスが1.6Vなのでかなりマズい様な気もしなくもないのですが…
何か間違っていないならば以前のバッファアンプ作成とかが完全に無駄になるわけですが、とりあえず抵抗買ってきてやってみようかと…
2007-11-22 10:28:36[オーディオ]
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