おおいしゆうのＡＳミュージックスコア登録CGI

サーバアップデートの最後の仕上げでports関連のアップデートを行いました。最近(けっこう前から？？)portupgradeというportsがあって随分便利になってました。これを使うとインストールされているportsを全て半自動でアップデートしてくれます。依存関係などぐちゃぐちゃになっていると手動で1つ1つやるのも大変なのでこれを使わせてもらうことに。

まず、csvupなどで/usr/portsを最新に更新し、portsdb -Uu でデータベースを作成しておきます(けっこう長い)。既にインストールされているportsの依存関係に不整合がある(同じportsの違うバージョンが両方インストールされているなど)のときはpkgdb -F で修正します。portsデータベースからのunregisterはどんどんやって大丈夫ですが、deinstallする場合は他で使っているライブラリなどを削除しないように気をつけます。

一通りデータベースが一通り整備できたらportversion -v で現在インストールされているportsと/usr/portsにあるportsのバージョンを比較してどっちが新しいかを教えてくれます。
あるportsの依存関係は、pkg_glob -r foo でfooに依存しているportsを、pkg_grob -R fooでfooが依存しているportsを表示します。

新portsのインストールはもちろんその場でmake installで良いのですが、portinstall ports でインストール→cleanまで全部やってくれます。名前(の一部分)が分かっていれば探さなくていいので楽でしょう。削除はpkg_deinstall ports で出来ます。

新しいバージョンが存在するportsのアップデートはportupgrade ports です。portupgrade -a とすると全て更新します。


今回はportupgrade -aをメインに使いましたが、完全に自動というわけではなくコンフィグが必要なものはやはりその都度必要です(先手を打ってそのportsでmake configしておくてはありますが…)し、やはりよく失敗して止まったり実は更新されていなかったりします。あと正常終了時には全部cleanしてくれるのですが、途中ではcleanしてくれないので/usr/ports以下のディスク容量が少ないと溢れたりします(^^;;) その場合は途中で止めてそれまでの分をportsclean -C でまとめてcleanしてからまたportupgradeしましょう。

基本的にはエラー時は出てくるメッセージ通りに処理すれば何とかなりますが、それではダメだったのがgnupgとcups-baseがlibintl.so.6のリンクが出来ないエラーで、これは/usr/local/lib/libintl.so.8をlibintl.so.6にシンボリックリンクするとうまく行きます。
あと、Xを6.9から7.2に上げる時は環境変数XORG_UPGRADEをyesにしておかなければならないようです。特にxorg-serverをインストールする時は莫大な依存元を先にインストールする必要があるのでHDD容量が必要(700Mバイトくらい？)になります。xorg-clientは個々のアプリが別ports扱いになってインストールされているportsの数が一気に100個くらい増えます(^^;;;)
いくつかのportsは無くなったとかセキュリティ上問題があるので使うなとかいうメッセージが出たのですが、使っていないものばかりだったのでそれらはpkg_deinstallでアンインストールしました。

あとは/usr/local/libexpat.soが5から6に変わっていて一部のアプリ(apacheとか)の動作に問題が生じそうだったので、libexpat.so.5へのシンボリックリンクを張っておきました(もちろん本当は依存先の方を再コンパイルするべきです)。

結局6時間くらいかかって全部アップデートを終えました。CPANで入れたperlモジュールもports扱いのようで、bsdpan-IO-Socket-INET6がインストールされている方が新しい、bsdpan-Jcodeがerrorになりましたが、その他は全部最新版になり、依存関係も修正されました。インストールされているportsが100個強→352個に激増しましたが…



フォルテールは普通に2曲＋1コース。乙女→花束→LWHRです。小夜曲一発1ミス、LWHRギリギリ9万に届きました。