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おおいしゆうが日々のフォルテール演奏の記録を書き続けるCGI(日記じゃないです。blogでもないです)

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本記事にはネタバレ記述が含まれます。未プレイの方は見ない方がいいかもしれません。
核心に触れるようなネタバレは書かないようにしていますが、感想という性質上ある程度のネタバレ要素は避けられないのでご了承下さい。





白銀のカルと蒼空の女王1巡クリアしたのでインプレッションです。CGはまだあと20枚ほど足りないので全部網羅してはいない感じです。

最初音鳴らなくて変だと思ったら単にタイトル画面にBGMが無いだけでした。パッチを当てれば直ります。システムはカルDPに収録されていた脱出ゲームと同じ物で、むやみやたらと設定項目がたくさんあります。使用感は悪くないのですが、これ他社製なんですよねぇ。AAやアクセサリ集に収録するミニゲームはともかくパッケージソフトでメインシステムが他社製というのはどうなんでしょう?? 適材適所でスクリプトやCGに注力すればいいという考えもありますが、工画堂にはたとえ不出来でもきらりと光るポイントを持ったシステムを求めている身としては大きく不満なところです。というかアドベンチャーパートのシステムとしてはアマネカで全然問題なかったと思うのですが。

参加者募集の間違い電話の番号は関係無いところで調べたりするといくらでもランダムで入手できるようです。とりあえず自分で応募した分を試したら1つ採用、1つ不採用、1つ番号分からなくなって不明でした。とりあえず1時間ほどかけて100件ほど蒐集してみましたが、書き手が誰だか分かるメッセージが殆ど無くて例文を参考にした自分のが浮きまくってる(;_;) なお、市民証はプレイ中に無事届きました。後なんか微妙に電話システムにバグがあるような気が…(くわしいことはまだ調べてませんが)


全4章構成のようですが、シナリオは後半に行くほど短く高密度になっていく感じでした。突拍子もない工画堂っぽさはなく無難な展開ですがなかなか面白かったと思います。ただしルートが複数ある可能性があるので今後評価はひっくり返るかもしれません。ストーリーについてはまだコンプリート前ですし細かいことは言わないことにします。また誤字なども多いですがその辺は評価対象ではないのでスルーします。


キャラはどれも良いですねぇ。特に予想通りトアラとユーネがもの凄く萌えで、それからウィナプスが大変かっこいいです。工画堂は伝統的?におじさまおばさま(おじいさまおばあさま)が素敵なんですよねぇ。既存作品で十分練り込まれているカルやエリンシエ(エリンシエはちょっとびっくりしたけど)、ファルツは当然として、新キャラもそれぞれ魅力的ですね。アマネカさんメインキャラに入ってないのに活躍しすぎ(^^;;)。ナノカさんはどうもまた別の街の復興に行ってしまっている模様?? あと既存キャラではグリフェン氏や闇商人のミグが結構活躍しているのが嬉しいところです。

CGも一枚絵、立ち絵共に可愛く書けています。が、過去の蒼いシリーズと同様にいきなり公衆の面前に晒すのはどうかと思われるイベントグラフィックが表示されたりする(爆)のでノートPCとかで屋外で遊んでいるときなどには要注意です。アマネカが…



で、肝心のシステムですが…
基本的にメインのアドベンチャーパート、カードバトルパート、脱出パートが独立して存在するという感じです。フラグ管理は今のところ1巡しかクリアしてないのでコンプリート難易度などはまだ不明です。

アドベンチャーパートはコマンド選択式アドベンチャーなのですが、この手のゲームだとどこに面白会話が仕組まれているか分からないので必然的にコマンド総当たりを試すことになってしまいます。電話番号システムを使った面白いリドルもいくつかありましたが難易度はそれほど高くなく誰でも気付くレベルでしょう(どうしても気付かなかったら電話するとヒント貰えますし)。せっかくこういうシステムなのでもうちょっと本格的で歯ごたえのある昔ながらのアドベンチャーっぽいものを期待していたのですが。

カードバトルは今でもよく分かりません…。序盤数戦は普通にやっていて驚くほどよく当てましたが、ただの運なのか無意識で何らかの読み要素を発動していたのか…。中盤以降は高威力必殺→高威力攻撃を置いておけばたいていの敵は1ターンで、ちょっと耐久力高い敵でも2ターンで倒せるのでどうしたものかと。まだルール全部把握してないのでもしかしたら根本的な勘違いをしていて面白い遊び方があるのかも知れませんが、誰か教えて下さい。

脱出パートは全然ダメです。全部で3つしかない(まぁテンポを考えるとあまりたくさんあってもどうかと思いますが)ですし、最初の1つはまぁ小手調べとして2つめと3つめはどう見ても手を抜いてテスト用に入れておいた程度のものでしかありません(こっちは客観的に殆どの人がそう感じるのではないかと思われます)。面白いつまらない、必要不要以前に真剣さが感じられないいい加減なものを売って平然としているというのがどうしようもなくNGなのですよ。シナリオやスクリプトより優先しろとは言いませんが、同じレベルでちゃんと詰めて良いゲームに仕上げてくれないとゲーム全体の完成度としてはとうてい納得出来ません。
脱出ゲームを適度に挿入するというのは良いアイデアだと思いますし、ゲーム中でも違和感なく上手く使われていたと思います。それだけに純粋に脱出ゲームとしての出来の悪さ(というか面データのいい加減さ)が残念です。理想的には全部で3時間くらいは悩める(1時間x3面とか30分x6面とか)分量とクリアした後はちゃんと納得出来るクオリティ(重箱の隅をつつくようにノーヒントでクリックしまくらないとならない、とかじゃなくて)が欲しかったですが(面倒な人のためにはスキップ機能を付ければいいわけですし)。
面数を増やすとすると爆弾を探すところも脱出ゲームのシステムで出来たと思いますし、列車から脱出するところとか3車両分で3面連続、とかでも良かったかと。
ちなみにシステム的にもカルの脱出ゲームよりエンジェルラビィ☆の脱出ゲームの方がよく出来ていたように思います。



現状ではシナリオ、グラフィック、キャラ萌えには満足だけどゲームとしては全く納得出来ない出来と言わざるを得ません。少なくとも脱出ゲームの2つめと3つめを完全に作り直してデータを差し替えることはこの作品を発売したメーカーが果たさなければならない義務だと強く主張します。欲を言えば脱出ゲームの面数を増やす、カードバトルの楽しみ方(作った側はどういう風に遊んでどういう風に楽しんで貰えると思ったのか)を解説する、アドベンチャーパートの謎解き要素を充実させるといったことをして貰えればいいかと思います。
結論はアマネカとほぼ同じ結果になってしまいましたが、カルはテンポが悪くてストーリー進行を乱すという訳ではないので、別にそういったゲーム要素を求めてない人には問題ないのではないかと思います。


#BGMは雰囲気出ていて良い感じだし個人的に好きな曲調のものが多いのでOPEDは入れなくていいのでサントラは是非出して貰いたいです。

ただ、アマネカと2回続けてゲームパート超軽視の姿勢を見せつけられると、工画堂はもうミュージックアクションのフリープレイ部分以外は自分の望む方向のゲームは出してくれないのかな、と感じてしまいます。無駄にユーザーフレンドリーな姿勢は今でも大好きな会社なんですけど…

名前: ひとこと:
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