というわけで、
水月さんのフォルテールルーム探訪です。
プリメインアンプ:DENON PMA390AE
スピーカー:ONKYO D112E
という環境ですね~。プレイヤーはフォルテールがM-AUDIO DELTA410の他、XBOX360とRDがありました。
プリメインアンプが予想よりだいぶ大きく、スピーカがだいぶ小さかったです。配置も全回よりだいぶ改善されて、全体的に広々となってました。相変わらずのアイマスづくしな内装?は圧巻です。
接続が何故かフォルテールがTUNERに繋がっていたりしたのですが(^^;;)、まぁPHONO以外なら何処に繋いでも同じです。録音もする機器はTAPEに繋ぐと良いと思いますけどね~(TUNERは一応ラジオのチューナーを繋ぐポジションです)。PHONOだけは特殊で、レコード専用ですので他のモノは繋がないようにしましょう。下手すれば壊れます。
早速小夜曲羽根ブラを演奏です。フォルテールには定評のあるDELTAのドライバで、タイミングの問題は皆無です。眠くてへろへろだったので全然点は出なかったのですが(^^;;)
音はDENONのアンプらしくエネルギッシュで重心の低い音ですね。高音も今時のツィーターらしくずっと伸びてます。セッティングが上手く行っているのかボーカルの定位はばっちりで、ボーカルが力強く前に出てくるところは素晴らしいです。
ただ、最初に何回か弾いたところ低音に癖があり、中低域がやけに大きく膨らんでいるというかぼやけてふやけて膨らんでいる感じで、その下になるととたんに全然聞こえなくなってました。そこでフロントグリルを外したところ、余計な膨らみが無くなって締まった良い低音になりました。特に急に出なくなるという印象も受けなくなったので、外した方が良いと思います。
それから再びフォルテール。小夜曲羽根ブラを再びやった後、fayとかepilogueとか特徴的な曲を重点的に。
さすがに大きさが大きさだけあって低音の不自然さは仕方のないところです。けっこう出てはいるのですが、故意に強めているという感じはなく趣味の範囲でしょう。高音もうちよりは出ています(爆)し、充分上に伸びています。フォルテールだときつすぎるところもありますが。あと全体的にもやもやしているというか残響が強すぎてキレがないと感じる事も多く、フォルテールに向いているかというとちょっと疑問が残るところです。
次に作ってきた試聴用CDをかけてみました。クラシック編と萌えソング編で…
クラシックは大編成はさすがにキツイ感じです。あとしっかりパワーを入れないと音が出ないので、クラシックの小音量時とか、小音量で聞きたいときなどはセッティングが難しいです。ラウドネスコントロールを入れれば聴きやすくはなりますが…。しかし充分にパワーが入っていれさえすれば見かけよりずっと良い音で、充分使用に耐えると思います。フォルテールの時に感じたもやもやも無く、解像感、シャープさもしっかり持った音でした。多分圧縮音源のアラをかなり厳しく晒し出していたのではないかと…。CDでも高音は薄っぺらく、気付いてしまうとLPやSACDが欲しくなるかもしれません(^^;;)
萌えソング編はパルフェソングセレクション+アニソン数曲です。こちらも充分良く鳴っていました。ボーカルが前に伸びてくるのはフォルテールと同じで、充分楽しめます。個人的な趣味では高音が強すぎる気がするのですが、趣味の範囲でしょう。ダメダメな録音の曲も、個人的には暑苦しすぎると思いますがシャープさは失っていないので、何とかなるでしょう。
フォルテールだとアラを提示しすぎて厳しい所もありますが、普通に鑑賞用にするには値段、サイズを考えれば充分に良いのではないかと思います。特に水月さんの所有CDのラインナップにはマッチしているでしょう。
#後で気付いたけど小音量ダメなのはエージング不足の可能性もありですたん
で、最近の解像感、高音再生能力偏重のシステムだとフォルテールの録音状況は想像していたよりずっとマズいのかもしれません…。フォルテール向けと観賞向けでは異なる考え方をしなければならないというのは以前から思っていたことですが、さらに極端に考えなければならないかもしれません、というかフォルテール向けのオーディオって難しい…
結局聴いてみるしかないのですが、フォルテール用のオーディオ機器の選定には
実際に演奏した音を録音したモノを試聴することが絶対に必要なのではないかと思い始めています。実際に演奏してみるのがベストではあるのですが、一般のオーディオ店では無理かと…。録音しておく都合上サウンドカードだけは先に確定させておく必要がアルのですが、こちらのお奨めはM-AUDIOのDELTAシリーズ一択に絞られてきています。問題は今だとDELTA 1010LTしか売っていないところか…
#うちのシステムはある意味フォルテール向けオーディオのひとつの方向性を示しているのではないかと